新しい仕事のかたち?働き方改革?今話題の「コワーキング」とは。
アナタは「コワーキング」という働き方をご存知だろうか?
コワーキング(Coworking)とは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。一般的なオフィス環境とは異なり、コワーキングを行う人々は同一の団体には雇われていないことが多い。通常、在宅勤務を行う専門職従事者や起業家、フリーランス、出張が多い職に就く者など、比較的孤立した環境で働くことになる人が興味を持つことが多い。
コワーキングは独立して働きつつも価値観を共有する参加者同士のグループ内で社交や懇親が図れる働き方であり、コスト削減や利便性といったメリットだけではなく、才能ある他の分野の人たちと刺激し合い、仕事上での相乗効果が期待できるという面も持つ。
コワーキングの英語表記は「Co-Working」ですが、「Co」とは「共同」を意味し「Working」は働くという意味なのでコワーキングとは「共同で働く」という意味になります。
管理人もそうですが、多くの人は会社・企業などに雇用され、収入を得ています。
コワーキングとはそれらに属さない事が多く、起業家やフリーランス、主婦をしながら在宅で仕事をする人などが、1つの場所に集まり、共有しながらそれぞれの仕事を行う、新しいワークスタイルです。
その共同で働く場所を「コワーキング・スペース」といいます。
そして今、山梨県でお寺をコワーキングスペースに活用し、そして女性の就労支援をする、という面白い取り組みが始まっています。
「県内寺院」と「LINKwith&Co」がタッグを組み「お寺de子連れコワーキング」の企画を立ち上げ!
山梨市牧丘町「曹洞宗 長松山 西源寺」の住職 若月和道 氏と、在宅テレワーク仲介事業をしている会社「LINKwith&Co」の代表・宮下久美子 氏が主導となり、「お寺de子連れコワーキング」の取り組みは広がりを見せ、今現在、15ヶ寺の寺院が賛同しています。
山梨県内賛同寺院
- 円光院(甲府市岩窪町)
- 大雲寺(甲府市七沢町)
- 禅林院(甲府市古府中町)
- 大善寺(甲州市勝沼町)
- 法幢院(甲州市塩山)
- 西源寺(山梨市牧丘町)
- 大蔵経寺(笛吹市石和町)
- 妙性寺(中央市下三条)
- 宗源院(韮崎市龍岡町)
- 大城寺(南アルプス市)
- 法源寺(南アルプス市)
- 常光院(身延町常葉)
- 自元寺(北杜市白州町)
- 祥雲寺(北杜市高根町)
- 耕雲院(都留市夏狩)
毎週金曜日の10:00~15:00まで、県内寺院持ち回りでお寺の一部をコワーキングスペースとして提供しています。
(▲7月12日に北杜市高根町の祥雲寺にて行われた「お寺de子連れコワーキング」会場の様子)
1つの寺院でコワーキングスペースを提供している寺院はありますが、ネットワークで多数の寺院がコワーキングスペースを提供しているケースは日本初!?
「お寺de子連れコワーキング」とは?
▲LINKwith&Co代表の宮下久美子さん
山梨県を中心に就労困難者への在宅就労支援をしています、LINKwith&Co(リンクウィズアンドカンパニー)代表の宮下久美子と申します。
LINKwith&Coは「暮らす」も「働く」もどっちもあきらめないをスローガンとし、自分の生活を大切にしながら社会の一員として(在宅で)働く選択肢を当たり前に…をビジョンに平成30年8月8日に設立しました。
自身の経験から「働きたくても働きに出る事ができない」様々な事情を抱えた方の就労支援を通して、「自分も社会に参加している・必要とされている」という事を実感し、自分も1人のビジネスパーソンであるという認識を持つことで、「社会からの孤立」を防ぐお手伝いをさせて頂いています。
お寺de子連れコワーキング
「テレワーク」という会社に出社せずに働く仕組みを確立し、多くのワーカーさんに恵まれ進み出した時、ふと孤独だった頃の自分を思い出す事がありました。
このまま在宅だけで仕事をしていては、「孤独」からは解放されないのではないかと。そこで週に1日だけ子供と一緒に、コワーキングスペースで仕事をする。
そこでワーカー同士交流を計ったり、講座に参加することで更なるキャリアアップにつなげる場を設けました。
しかし弊社に登録してくれているワーカーは山梨県の各地に居ますが、営利団体である事から会場を貸してくれる所を見つける事が非常に困難で、私たちの活動に共感し会場を提供して下さった金丸文化学園さんのある南アルプス市でしか開催することができていませんでした。
そんな時、兼ねてから交流のあった西源寺の若月和道住職に相談させて頂いた所、お寺を活用させて頂ける事になりました。
LINKwith・お寺de子連れコワーキングが始まります‼️LINKwithと山梨県内のお寺が連携し、子連れコワーキングスペースを提供します。日頃空いている、お寺の部屋を「コワーキングスペース」「コミュニティースペース」として解放し、…
長松山西源寺さんの投稿 2019年6月4日火曜日
LINKwith&Coでは社会課題に向き合い、
「暮らしを大切にしながらテレワークで働く」
という選択肢が当たり前にある社会を作ることを目指しています。
- 子育て世代
- 介護中の方
- ひきこもり状態にある方
「暮らす」も「働く」もどっちもあきらめない。
- お寺deテレワーク
- お寺deコミュニティー
- お寺de仕事をしてみませんか?
LINKwith&Coと山梨県内寺院が連携し、各地で子連れコワーキングスペースを提供
- 山梨県内にお寺で子連れコワーキングができる拠点を整備
- LINKwith&Coに登録しているワーカーさんが、自宅近くで子連れコワーキングができるような環境を創出
- もちろん未登録の方も利用可能
- 子育て以外の方々にも広く利用していただく
- テレワークで働く環境の充実化、就労困難者一人ひとりのライフスタイルにあった仕事を提供
お寺de子連れコワーキングをするメリットは?
- 葬儀や法事でしか行かないお寺に気軽に足を運べる
- 子どもがお寺の空間で遊ぶことができる
- お寺の空きスペース、時間を有効活用
- お寺本来の姿、地域のコミュニティースペースとしてよみがえる
- 畳の上でのワーキング(癒しの和「輪」の空間)
- お寺で人の流れができることによって地域の活性化につながる
- 仏事お悩み相談会(なんでも相談)
- 和尚さんとお話ができるかも?
既存のお寺のイメージからの脱却!
お寺のイメージといえばどうしても「お葬式・お墓・敷居が高い」というのが頭に浮かぶでしょう。
管理人が子供の時には、学校が終わり家の外で遊ぶ場所として、自然と近くのお寺に集合してゴムボールで野球をしたりサッカーをして遊んでいましたし、お寺の住職もそれを受け入れてくれていました。
現在では、インターネットなどの普及で、スマートフォンやゲーム機があればどこでもSNSやゲームで人と人とが繋がり、子供があえて家の外で遊ぶ必要性も薄くなっています。
大人になっても、葬儀や法事、観光などでお寺に足を運ぶ事はあっても、「普段」お寺に行くことは少なくなりました。
逆にネット環境さえあれば、どこでも仕事ができる時代とも言えます。
その場所が「お寺」であってもなんら不思議なことでありません。
曹洞宗 長松山 西源寺の住職 若月和道 氏いわく、
「本来のお寺は人の集いの場所!」
「子供たちがお寺、本堂を走り回る姿は素晴らしい!」
とお寺は本来、人々が気軽に集まれるコミュニティとしての役割があると、強く発信しています
最近では県内寺院でも「お寺で婚活」や「寺’s Cafe 坐zen」など、仏事以外の様々なイベントが企画され、実際に人が集まるイベントも増えてきました。
「お寺de子連れコワーキング」をきっかけに、更に普段から人が集うコミュニティ「本来のお寺の役割」としての活性化が期待されます。
▼「お寺de子連れコワーキング」について更に詳しくはコチラ!▼
▼ブログも更新しています。▼