韮崎市にある泉勝院様の御住職の御葬儀をお手伝いさせていただきました。
昨年の二月に遷化されて当初は二か月ほど開けて本葬を執り行う予定でしたが、新型コロナの影響で今年の二月まで延期になっていました。（一周忌まで経ってしまいました）
今回の本葬に際しても本来であれば本堂にお上がりになるべき御寺院様方にも一般焼香のみでご対応いただいたり、儀式の為の配役御寺院様方や檀家さん・ご近所の皆様のお手伝いを少なくしたり等々・・・新型コロナ対策にも配慮しながら、しかし御住職の人柄やお付合いを考えると賑やかに送ってあげたい。
遺弟（喪主）の副住職様も色々と頭を悩ませての進行となりました。
今回お送りする御住職は我々きあらの従業員も永年お世話になりました。私共の記憶の中でもユーモアがあり、冗談を言ってまわりを和ませる事や楽しませる事が大好きな優しい方でした。また、手先も器用で境内や本堂内に御住職お手製の作品も数々ございました。
本葬の準備を進める中でも、ふと目に入り「材料があったからこれを作ってみたんだよ！」とニコニコお話しいただいた事も思い出したり出来ました。
逮夜（一般の通夜の事）の日はとても寒く風も強い日でした。しかし本葬当日は早朝こそ冷え込みましたが葬儀の時間には穏やかな陽の光で過ごしやすかったです。
「きあら」の従業員も葬儀業界20年以上の者が増えてきました。永くこの業界に居ますとお世話になった御住職方とのお別れも経験しなければなりませんが、皆様に御指導いただいた事や教えを一つ一つを大切にしながらこれからも御葬儀の仕事に向き合っていきたいと思います。
合掌
