韮崎市旭町にある大公寺様で家族葬のお手伝いをさせていただきました。
御当家様では数年前にお父様をセレモニーホールで送られて、
今回はお母様が亡くなられて寺院で家族葬というご選択でした。
御遺族・御住職と一緒にお打合せを進める中で、住馴れたお宅で少しでも長くお過ごし
いただく為にお通夜はご自宅で行い、翌朝自宅から出棺をして荼毘に付された後に
本堂で御葬儀となりました。
棺の中に入れるお別れ花も故人様がユリ・ガーベラ・カスミソウをお好きだったと
お伺い出来たので多めにお仕度をさせていただきました。
出棺前ご自宅にお伺いするとお母様の枕元で「ゆず」の【栄光の架橋】を流され
悲しみの空気の中で一緒に聞いていたら皆様想いがこみ上げて涙されていました。
生前お母様がこの歌の歌詞がとても好きでよく聞いていたそうです。
納棺・出棺・火葬と場面場面で沢山涙を流してお別れいただきました。
火葬を終え本堂での葬儀式の際には皆様手を合わされ御住職の解説、読経、お話にも
顔をまっすぐに真剣に聞いておられました。
戒名のご説明にも一つ一つ頷かれて「お母さんらしい戒名で御住職に伝え忘れたのにお母さん
が好きだった漢字も使っていただけて嬉しい」と仰り、
帰られる際も「お寺へ来るとお母さんが必ず位牌堂の位牌にも手を合わせていたから」と
本堂裏の位牌堂まで向かい御先祖様の御位牌にもお線香をあげてからお帰りになりました。
今回の喪主様は担当者の同級生で故人様も学生時代からお世話になりました。
お手伝いさせて頂けた事に感謝の想いです。
おばさんいつも御馳走様でした。おじさんと仲良くゆっくり休んで下さい、
今までお疲れさまでした。 合掌