寺院でお葬式を施行させていただきました。
日蓮宗 蓮照寺(北杜市白州町)本堂にて
葬儀開式約1時間前の受付の様子です。
御喪家の組内の方々が担当されました。
葬儀式の様子です。
初七日時、御法話の様子です。
寺院でお葬式、という選択。
そして今回は「山梨県のお葬式の特徴の1つ」についてお話を・・・
「葬儀開式の1時間ほど前から、一般の弔問客がお焼香にみえる」
というのは、北杜市の葬儀の特徴の1つです。
山梨の多くの方のお葬式のイメージでは、葬儀の開式後に
住職の読経が始まってから一般焼香・答礼という流れが多いかと思います。
俗にこれを「葬儀並びに告別式」というのですが、
これでは遺族、親族共に故人様の為の葬儀に参加するというよりは、
弔問客の対応がメインになってしまいがちです(特に式の前半は)
しかし北杜市の多くの地域では習慣により
告別式(遺族が弔問を受ける時間)と葬儀式が自然と分かれています。
地元の弔問客は当たり前のように開式の前にお焼香を済ませます。
いわゆる告別式→葬儀という流れになるのです。
(上記写真も開式前の様子で寺院様も入堂前です)
そして開式の直前に遺族は答礼を止め、葬儀に参加する為
式場の最前列に着席します。遺族・親族共に前向きに座ります。
以後、弔問客に答礼はできません。完全に葬儀に集中します。
(*全ての北杜市の葬儀がこの方式とは限りません)
ここで山梨葬儀特有の現象が起きます。
甲府のお葬式のイメージを持った方が、北杜市の葬儀に開式時間に合わせて
弔問に来ると、まず遺族の答礼がされてないことに戸惑う姿が見られたりします。
逆に北杜市の方が甲府のお葬式に早めに弔問に行くと、
「お焼香暫くお待ち下さい」という看板が立ちはだかり
開式までお焼香できず戸惑う姿も・・・。
「時間がないので開式前に焼香したい」という弔問客のため
喪主に了解をとり、焼香していただくと、
「住職がお経を上げてないのに、お焼香するのはおかしい!」
と第三者から意見が出ることも・・・(汗
上記はかなり極端な例ですが
山梨では地域の習慣や儀式の流れ・式場や駐車場の都合などで
お葬式の流れが全く違うのはよくある光景なのです。
葬儀社も弔問客も柔軟な対応が求められます。
以上が山梨県の葬儀の特徴の1つでした。
まだまだたくさんありますが、また別の機会に!