北杜市の泉龍寺様で家族葬を施行させていただきました。

北杜市高根町にある泉龍寺様で家族葬のお手伝いをさせていただきました。

御当家様は正式に泉龍寺様の檀家という訳では無く故人様の御実家が代々泉龍寺様の

檀家であり且つ新家として泉龍寺様の永代供養墓をご希望されて

今回のご葬儀の形を選択されました。

若い頃は県外に出られたりしていても自分が眠る場所、供養して頂く場所として

ご先祖様をお守りいただいている実家の菩提寺を頼られるお宅も沢山いらっしゃいます。

「若い元気な時はなかなかご先祖様の供養とか自分の最後という事まで考えてなかったけど

年を拾うと不思議とそういう思いが出てくるよ。」

「年忌法要も今まではやってなかったけどちゃんとやらなきゃね。」

ご葬儀のお手伝いをしていますとこんなお話を伺う事があります。

皆さんお仕事や子育てで忙しい間はやはり日々の生活の方に思いが寄ってしまいがちですが

生活に一段落ついて落ち着かれるとやはり自分のルーツであるご先祖様の供養を考えたり

自分が休める場所に故郷を選ばれる方が多いのでしょうね。

私も同級生と話をすると「お参りに行ったりするからお墓の場所はわかるけど菩提寺は知らないなぁ。」とか「ウチは〇〇寺が菩提寺だけど宗派は知らない」と言う友人もいます。

まだ40代半ばでは考えない事なんでしょうか?

もちろん宗教宗派、お墓の場所、菩提寺、ご住職のお名前等をきちんと把握している

同級生もいますが考え方は色々ですね。

今の日本の環境も原因なのかもしれませんが(経済状況・教育方法・感染症問題etc.)

遥か昔から紡がれたご先祖様からの血脈を大切にする思いは変わらずに残して行きたいと

思います。

合掌