【映画】典座-TENZO-第72回カンヌ国際映画祭正式出品決定!

【映画】典座-TENZO-第72回カンヌ国際映画祭正式出品決定!

全国曹洞宗青年会製作、山梨県出身の映画監督、空族・富田克也氏の最新作『典座 -TENZO-』が、2019年5月14日(火) より開催される第 72 回カンヌ国際映画祭に批評家週間「特別招待部門」への正式出品が決定いたしました!

2019年秋には一般公開も予定されています!

全曹青製作/映画『典座-TENZO-』特報!

【 映画・典座-TENZO- 予告動画 】

(先日、弊社にも映画のパンフレットが届きました。ありがとうございます!)

昨年の秋には世界に先駆け、山梨県北杜市で試写会が行われ、運良く管理人も視聴させていただく事ができました。↓

現代の様々な問題に悩み苦しむ二人の青年僧侶の生き方に焦点を当て、それぞれが織り成す生き方から自然と命の循環をテーマにした、全国曹洞宗青年会製...

試写会の後、主演の河口智賢方丈・全国曹洞宗青年会会長 倉島隆行方丈、典座の映画監督・富田克也氏によるトークショーの中で、倉島隆行氏が、

「夢は大きく、カンヌ国際映画祭への出品を目指している」

と発言されていているのを間近で聞いていたので、陰ながら応援していたのですが、正式出品が実現して本当に嬉しいです!

正式出品が決定し、監督の富田克也氏は、こうコメントしています。

【富田克也監督コメント】
この作品は、全国曹洞宗青年会からの依頼を受け作りました。3.11 以後、彼らは 人々から必要とされ始めたと感じています。そして私たち空族も、『サウダーヂ』で描いた疲弊し空洞化する現代の日本社会の姿、『バンコクナイツ』の撮影を通じてアジア的な仏教感に触れ、今こそ日本人には信仰が必要なのではないかという思いからこれを引き受けました。カンヌ映画祭からの招待は、まさにご縁を頂いたという事だと思っています。

【富田克也監督プロフィール】

1972年山梨県甲府市出身。制作期間5年を費やし都留市で撮影した『雲の上』(2003) を発表、空族を立ち上げる。甲府市のロードサイドを舞台にした『国道20号線』(2007) が全国公開され話題となる。『サウダーヂ』(2011)はロカルノ国際映画祭に正式出品され、第33回ナント三大陸映画祭金賞、第66回毎日映画コンクールで優秀作品賞&監督賞受賞。最新作『バンコクナイツ』は第69回ロカルノ国際映画祭にて若手審査員賞、第72回毎日映画コンクールで音楽賞と監督賞を受賞。フランス、タイでも公開された。

【映画】典座-TENZO- あらすじ

10年前、本山での修行期間を終えた兄弟子の倉島隆行(僧名・リュウギョウ)と弟弟子の河口智賢(僧名・チケン)は、自らの生まれた寺へとそれぞれ戻っていった。

富士山の裾野に広がる山梨県都留市、耕雲院。智賢は、住職である父と、母、妻、そして重度の食物アレルギーを抱える3歳の息子と共に暮らしている。全国曹洞宗青年会副会長としての顔も持ち、いのちの電話相談、精進料理教室やヨガ坐禅など、意欲的な活動を続けている。
一方の兄弟子・隆行は福島県沿岸部にあったかつてのお寺も、家族も檀家も、すべてを津波によって流されてしまった。今では瓦礫撤去の作業員として、ひとり仮設住宅に住まいながら本堂再建を諦めきれずにいた――。

葬式仏教と揶揄されて久しい現在にあって、僧侶たちが現代日本社会に対峙するとき仏法はどうあるべきなのか?という青年僧侶たちの葛藤、そして悟りとは?という壮大なテーマを、道元禅師が遺した「典座教訓」を軸に、今を生きることを紐解きつつ、ドキュメンタリーとフィクション、そして時間と空間をも自在に飛び越えながら、禅問答のように描く。

【映画】典座-TENZO-オフィシャルサイトより

【映画】典座-TENZO-が試写会時より更にバージョンアップ!?

試写会後のブログでは、ネタバレ防止のため内容には一切触れませんでしたが、現在オフィシャルサイト上であらすじが公開されています。

更にある情報筋によると、映画をより良いものにするために、改良・編集した部分もあると聞きました。

確かに試写会の後、色んなご感想・ご意見・ご指摘をお待ちしておりますという募集もしていましたので、情報が事実であれば試写会時より更にハイクオリティな作品に仕上がっていると期待してしまいます。

制作陣の熱意が伺えますね。一般公開も楽しみです!

avatar

にゃんこ

精進料理対決とかあるのかにゃあ?

ないと思いますわん。。。

avatar

わんこ