皆さんはお盆の飾りはもうお済みでしょうか?
今年も一年に一度、ご先祖さまがこの世に帰ってくる時期がやってきました。しっかり飾り付けをしてご先祖様の魂を迎え入れ、ご供養しましょう!
山梨県のお盆は8月13日~16日となります。(一部地域を除く)
㈱きあらとしてもこの時期は、新盆の提灯や返礼品、お花など各方面よりご依頼いただき、配達や飾り付けで大忙しです。管理人も先ほど配達から帰ってまいりました。ありがとうございます!
中には新盆を迎えるお宅など「何を祀ればいいの?」「何を飾ればいいの?」と迷われる方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、山梨県のお盆の飾り方にスポットを当ててみたいと思います。
グーグル検索などで調べても情報が溢れていて、且つ難しい仏教用語や専門用語とかでてくるのでややこしいですよね。お盆を身近な行事として残していくためにも難しいことは抜きにしてなるべくわかりやすく解説できればと思っています。
過去に管理人家で実際に飾られたお盆飾りの写真も公開しますので参考にどうぞ。
実際に飾られた管理人家のお盆飾り
お盆の時期になると管理人の父と母が毎年頑張って飾っています。物を大切にする両親はダンボール製の祭壇を毎年かれこれもう10年以上使い続けています(すばらしい!)
祭壇なんてないよ~って方でも大丈夫。大きめの机を仏壇の前に用意して、その上に飾り付けをしても全く問題ありません。(可能なら机に白い布をかければより丁寧です)
上記写真では大まかに8種類のものが祀られ&飾られています。
*あくまで管理人の経験則と一般的な立場に立った解説になっております。ご了承下さい。
①ご本尊様の仏像とご先祖様のお位牌(お仏壇に祀られているもの)これは大事!
よく新盆のお宅の方に「位牌は新盆の人だけでいいの?」と聞かれますが、お仏壇に祀られているご先祖様のお位牌も全て祀りましょう。みんな帰ってきますので。ご本尊様は可能な方だけで大丈夫です。仏像がなければ、ご本尊様の掛軸でもOK。
②写真
写真は祀る対象ではないと言われることもありますが、やっぱり顔を見て偲びたいですよねえ。管理人家では亡くなった祖父祖母の写真と一緒に愛犬の写真も置いてます。ちなみに宗派によっては可能性はかなり低いですが人間と畜生を一緒に祀るとは何事だ!と言われる場合もありますので自己責任で。だって柴犬かわいいもの。
③仏器膳と茶陶器(お茶とお水)とお菓子
お供え物ですね。お菓子は時期になるとオギノやいちやまなどのスーパーに行けばお盆コーナーが必ず設けてあります。茶陶器(お茶とお水)は普段仏壇で使用しているものでもコップや湯呑みでもOKです。仏器膳(お米など)は可能ならでよいと思います。
④回転灯と華蓮灯
電気式で光ります。夜になるとキレイです。ご先祖様がこの光を頼りに帰ってくると言われています。新盆の家は外に吊るし型の提灯と更に祭壇の両側に置き方の提灯を置きます。(片側でもOK)管理人家は年だし大変だからということでここ数年はもう飾っていません(笑
⑤お花
生花です。花屋さんやホームセンターなどで売っている切花でもいいですし、きあらで取り扱っていて毎年依頼があるのは祭壇の両側に置くタイプのアレンジ生花かコチョウランも良いと思います。
⑥果物
お供え物。やはり時期になるとスーパーなどでお盆コーナーで売り出したりしています。
⑦盆ござ(マコモというイネ科の草を使用したござ)とキュウリとナスを使用して作った馬と牛
ござは、お釈迦様が病人をにマコモのござの上に寝かせて治療したといわれた事から、盆飾りの下に敷くものと言われるのが一説としてあります。牛と馬については、きあらのホームページからもリンクさせていただいている清光寺さんのブログに解かり易い説明がありましたのでリンクを貼っておきます。迎え火・送り火についても触れられています。
ちなみにこれもスーパーやホームセンターに行くと必ず売っています。盆ござと迎え火・送り火用の「おがら」という燃えやすい木、馬と牛も作り物ですがセットになったものもあります。
⑧安倍川餅
これは謎です。管理人は好きですが。昔から山梨県人はお盆に安倍川餅をお供えしてきました。元々は静岡が発祥らしいですよ。
(ててて!TVさんのホームページで解説がありました。)
以上、山梨県のお盆で祀る&飾るべきモノ8選についての解説でした!
少しでも参考になれば幸いです。