寺院で家族葬を施行させていただきました。
北杜市白州町 曹洞宗 白砂山 自元寺本堂にて
ご遺族皆さん東北のご出身で親戚も遠方が多く、更にご高齢ということもあり山梨まで来るのは大変だろうということで通夜・葬儀式は純粋にご遺族だけで行う「家族葬」を選択されました。
一般に告知する新聞の「おくやみ欄」(無料)も掲載せず、喪主様の仕事関係の方には家族葬で行う旨をご自身でお伝えになりました。
家族葬とは?
家族などの近親者だけで行う葬儀の名称です。
他にも、親しい友人やお世話になったご近所の方など参列者を限定して招くケースもあるため現状では家族葬の定義はまだ幅広く、比較的少ない人数で行う葬儀の総称としても使われています。
【日程概略】
(一日目)病院でご逝去→㈱きあらで病院に専用車でお迎え→自元寺までご搬送~棺安置・枕飾り・火葬場の手配・葬儀内容打ち合わせ等
(二日目)特になし(各自それぞれ準備など)
(三日目)(13:00)寺院で納棺~お花を手向けるなどお別れ→北の杜聖苑にて火葬(ご遺族の意向・住職のスケジュール・火葬場の空き状況などをふまえ、通夜式前に火葬を行いました。)→(17:00)火葬後、自元寺本堂にてお通夜(通夜後解散)
(四日目)(10:45)集合→(11:00)自元寺本堂にて葬儀式→(12:30)「サントリーレストランじんぐう」さんに移動し初七日(食事)
家族葬の特徴
・少人数の場合、大きな会場が必要ありません。
・近親者のみで行うことにより弔問客に気を使うことが少なくなり、落ち着いて故人とのお別れができます。
・形式に囚われず日程や時間を設定しやすくなります。日程全般にかかる時間の短縮や葬儀費用を抑える設定にすることも可能になります。
・参列人数も把握しやすく、少人数であれば返礼品や食事などの費用も低額になります。
・通夜式や葬儀中にも会葬者の対応に追われることも少なくなり、故人様の方へと心を向け、ご供養することができます。
家族葬を行うには、菩提寺住職や各関係者の方に事前に了承をいただくなどの配慮が必要です。
葬儀終了後、喪主様より「お寺の本堂で行うお葬式がこんなにも厳粛且つ幻想的なものだとは、思ってもみなかった。感動しました。」とおっしゃっていたのが印象的でした。
寺院でお葬式、という選択。